魂の心理学

あなたの魂の素晴らしい働きをご紹介していきます。日常に役立つ知識=フォースです。

◆あえて何もしない…

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最近の個人セッションで何度か役立ち印象的だったことがつづきましたのでシェアさせていただきます。でもこれは誰にでも役立つかどうかわかりませんし、いつ役立つのかもわかりません。違和感あれば遠慮なくスルーしてください。

でももし何かとても困ってらして、しっかりと向き合って出来ることは精一杯すべて手を尽くして…でもなお困難がつづくなら…一度試していただく価値はあるかと思います。もしかしたら全く役に立たないかもしれませんが、でももしかしたら長く続いた地獄のような苦しみが嘘のように消えてしまうかも知れないですから….。実例です(許可いただきましたが、ちょっと内容かえています)。

会社の課長でらっしゃる女性のご相談です。その課には男女数人の部下が居て、その内一人が5年先輩だというのです。部下である先輩は悪い人ではないのですが、やたらと教育的な人で、課長である自分を差し置いて他の部下に事あるごとに説教をするというのです。その課長は、しっかりと自分の問題に向き合い話し合い、期待やきめつけをせず愛と誠意を持って話し合い、自分なりに過去教育的すぎて部下の芽を摘んでしまった自分自身の過去の後悔にも向き合ってそれなりにスッキリはしたのですが、それでも残念ながらその方の行動は変わらないし、他の部下の不満はつのるばかり。課の空気は最悪。それが苦痛で仕方なかったのです。外からは誰も気づかなかったようですが、実は力の限界を感じ心身ともに消耗しきっていたのです。…僕にはこの方の限界がわかりました。やれることは皆やってその上での限界である事もわかりました。ですからこう言いました。

「もう何もしないでください。このことで何も考えないでください。悩んだりもしないでください。とにかく何もしないでください。」
「…っえ⁉︎」
「その方がすべてうまくいきます。」
「あっ!…」もうどこか賢い部分でわかられました。もう一瞬にしてこの場の空気が明るくなりました。そして僕はこんなことを話しました。
「ちょっと唐突に思われるかも知れませんが、どうしてあえて何もしないのかの説明になるので…仏教でも祈祷をする流派と祈祷をしない流派とあります。主に密教は祈祷をします。中心となるのは〈空〉の考え方です。禅では祈祷をせず座禅を組みます。〈無〉です。課長は十分に祈ってきましたから今度は〈無〉です。何もしないでください。でも実は禅寺で最も龍の絵が描かれるのですよ。不思議です。僧侶が何の祈祷もせずただ座禅を組むと龍が働きはじめるの図にも観えますね。これは逃げ出すのとは違います。それをわかってあえて何もしないのです。」

この方これを話し終わる前にもうすっかり肩の荷がおり笑顔になっておられました。
そして次の日メールが来ました。その日一緒に泊まりで出張だったそうですが、楽に息が吸えて全く問題なかったという嬉しい報告がありました。

心理学的に言うとグループダイナミクスの場の中で誰かの影響力が支配的になり思いの悪循環が止めれなくなり突破口が見つけれない。空気をひとりの想念が支配している。そして出来上がった力関係や刷り込まれたイメージを皆が申し合わせてしまっている。同じ土俵、前提に乗っかっている。そんな状況ですね。

想定を超えて恩寵が届く。これまでの物差しを超えてもっといいことが起こりえる。でも想定しようもないからゆだねるという意識もやめて、調和というのもやめて、それをわかってあえて何もしない。これが役立つ時もあるということを知っておいていただければと思います。いつかきっと役に立つ時があるのではと思います。

そしてまた今日またこれが役立つ別の方がもうひとりいらっしゃいました。やはり画期的に申し合わせの場を解消できたようです。〈あえて何もしない〉ことで。

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