あなたの魂は自然と宇宙の一部です。
自然、宇宙そして神仏天使達はあなたの魂の光の延長線上にあります。
「集団の正しさから個人の真実を生きよう」という時代の移り変わり。
個人として仏教からもあらためてその本来の豊かな調和の力＝フォースを受けとることができます。
もしご自身の考えに合えば是非ご採用ください。
ご自身の考えに合わない場合はスルーいただけるとありがたく思います。
●《阿弥陀三尊の素晴らしいはたらき①》
〜可能性の魔術師。魂の癒しと導きのスペシャリスト達〜
一説によると釈迦の前の時代のマスターであったブッダアミタバ=阿弥陀如来。釈迦とおなじ元は実在の人物。チベット仏教ではブッダ釈迦牟尼を描くとき釈迦のハートの中にブッダアミタバ＝阿弥陀如来を描くこともあるのです。
日本では世が荒れ釈迦の予言通り仏教の効力が失われたと思われた平安時代末期いわゆる「末法の世」に、法然により阿弥陀如来が新たな救い主として再発見されました。阿弥陀如来の名を呼ぶだけで誰でも平等に迷い苦しみを脱し死後(来世)安らかなものになるといいました。死んだあと救われる。来生幸せになれる。というトーンで暗い巷に広まったのです。
…でも、えっ！？今生はどうなるの？と一瞬がっかりですが次の瞬間何故かほっとするのです。絶妙な救いの方便です。(意識を気づきに導く勢至菩薩のはたらきと思われますが。ちなみに法然の幼名は勢至丸)今生の苦しみの元である執着がリセット。と同時に意識の届かない未来に救いの光が灯されるのです。…と、「可能性」が蘇りますね。「あきらめ」「絶望」「苦しみ」のサンサーラの輪(負の想いと運命の連鎖)から解き放たれるわけです。可能性の光は魂の光。蘇った魂の光によってこころとからだの感じ方、考え方、ものの見方がさまざまに見直されるわけです。
さらに法然の愛弟子であった親鸞は、「善人は勿論、悪人こそが救われる」と説明しました。修行や善行を積んだ善人のみが救われると常識的には考えるところ、抱えきれない苦しみに押しつぶされた悪人こそがより救われるというのです。苦しみの重圧に負けて悪に染まっているわけだから救いが必要なんだというわけです。こころの痛みに耐えかねてあきらめて光を失っているのだというのです。ジャッジのないひとりひとりの人間に向けての対等な全肯定の意識。素晴らしいと思います。救いとは本来そのように平等なものだと思います。
(ちなみに法然の教えを継ぎ深めた親鸞が生まれた寺は宇治の法界寺。定朝の素晴らしい阿弥陀如来をごく身近に拝せます。)
可能性の実感が魂の光です。阿弥陀如来は実は今生きている運命や意識を超えたところから導きの光を照らし深い妥協やあきらめをぬぐい去り希望と可能性の光と魂の輝きを蘇らせる究極の救い主です。可能性を回復させる。つまり魂の癒し手なのです。
観音菩薩はあなたの日々の歩みに寄り添いこころの痛みを癒し想いを鎮めご縁、運命のサイクル(境涯、六道輪廻=ライフステージ)を実際に引き上げます。
勢至菩薩は思い込みや勘違いを修正しバランス、気づき、エネルギーを統合に導きます。
ひとりひとりがわたしの中で時代を切り開こうとする今、ひとりひとりに寄り添い深いあきらめや妥協を拭い去る…本当の意味で未来を切り開く阿弥陀三尊の叡智は今まさに役立つのです。
このような素晴らしい阿弥陀三尊の働き、知恵、エネルギーはあなたの魂の光の延長上にあるのです。あなたの魂は神仏、自然、宇宙の一部です。
阿弥陀三尊を観るか思い出し…こころの波調を合わせ…仏像の向こうの知恵の光と交わり…その素晴らしい働きに「五感」をまかせまてみましょう。
つづく…
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