わたし達は無意識でいると、想いの連続、時間の連続を生きています。チベット仏教ではそれがこころだと説明しています。〈想いの連続体〉がこころだと。
この連続体を止めると〈今ここ〉が戻ってきます。
…そして〈ふりかえる〉と〈見渡せ〉ます。〈見渡す〉とそこがどんな世界で、
自分が〈何を〉していたかが、おぼろげにでもそのニュアンスがわかるものです。
その時わたし達は同時に、そのひとめぐりの〈質（クオリティ）〉をいつの間にか本能的に量っているのです。これを量るのはあなたの魂です。
時間を歩むのをやめて…立ち止まって…ふりかえり…見渡すと…〈わたしはいったい何をどう生きたか？〉がわかるのです。
そして……おぼろげながらにせよ全体像を描くことが出来れば今いるところが分かります。これは理屈でなくフォース（理力、自然、宇宙から共鳴することで働く偉大な調和の力。魂の潜在能力です。）なのです。
それでわたし達のフォースはさらにその〈質（クオリティ）〉を結晶化させることができるのです。これまでの経験が光となり魂の光に溶け込みます。光が成長します。劇的に光が進化することもあるでしょう。
新たな今の創造です。新たな意識とエネルギーと運命の創造です。ひとつライフステージが上昇します。
こころをとめてふりかえると新たな未来への意識とエネルギーと運命があなたの魂により創造されるのです。
ふりかえりの魔法です。あなたの魂の大切な大切な働きのひとつです。
これは誰にでもおこっていることですが、こんな風に魂のはたらきとして見渡せるとその魔法がもっともっと豊かに創造的にはたらくようになるんですよ。あなたの自由意思がこの魂の営みに参加できるからです。
是非時間をとめてあなたの魂のふりかえりの魔法を日常で活用してみてください。
photo:大峰母公堂不動明王の影
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