「天国にはひとりでは入れない」
「分かち合い」がわたし達の魂の能力です。
「分かち合い」は「関係性」です。この世のすべてが関係性によって成り立っています。有機的に。これは生命の法則です。
もちろん自分自身とも「分かち合い」の場をつくることが出来ます。自分を眺め客観視する。対話します。
瞑想やヨガ。読経や祈り...「わたし」と「分かち合い」の場をつくり今ここに恩寵を招く知恵なのです。
心理療法の世界でもこの「わたしとの対話」について興味深い研究がなされ大切なエッセンスが発見された実例があります。「フォーカシング」です。フォーカシングはとても有益な自分との対話技法です。そしてそのエッセンスが見出されるプロセスはとても興味深いものでした。
マサチューセッツ工科大学の学生達と一緒に「何故心理療法の多くは失敗に終わるのか？優れたカウンセラー、セラピストの条件は何か？」というテーマについて膨大なカウンセリング、セラピーの実例の書き起こしを行い共通性を見つけようとしたのです。
ところが優れたセラピスト、カウンセラーの共通点は見つからなかったのです。
でも意外な共通点が見つかりました。それは...心理療法がうまくいくとき、そのクライエントさんは、はじめセッションで上手に自分自身と対話していたというのです。上手なセラピストはいないけど上手になクライエントはいるということですね。ではそのクライエントさんを真似ればいい。それを指導すればいい。と。それがフォーカシングなのです。
手順は（いろいろですが）...
まずスペースをつくる。...ちょっといつもとちがうわたしの居心地のいい空間をつくる。
フェルトセンス...からだや気分。意味ありげな違和感を探す。
ハンドル...ひとつ選ぶ
フェルトシフト（探る&気づき）...その違和感を感じながら日常や内面の様々なことを探る。感覚がシフトしたら「わかる」
受け取る...ここまでの対話の成果を受け取る。
でもこれ。わたし達の魂感覚が高まる時に自然に生じている感覚＆気づきの連鎖です。
当然ですが、やはりあなたを癒す最高のセラピスト、ヒーラーはやはりあなたなのですね。
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